ドミノ雑記

自然遊びが好きなアラサーワーママの子育てとか料理とか仕事とか。

温度で性別変わるアオウミガメみたいだな。

※人間の生態理解として、生き物観察的な視点で見てほしい。

 

妊娠出産を2回経て、確信したことがある。

ホルモンで性は揺らぐ。

 

妊娠したら、びっくりするくらい自分の女性性が失われてしまった。

「自分は女ではなく、女もどきだ」と思った。

 

(人によってホルモン分泌量や変動パターンや受容体の数や種類が違うから、)

人によって表現型は違うけど。

 

女性のトイレに入ることも違和感があって、「妊婦」というトイレが欲しかった。

 

女性として接せられること(ホワイトデーにお菓子もらったり)に申し訳なさを感じた。

今わたし女じゃないんだけどな~、って感じ。

 

妊娠すると身体つきが妊婦になる。

意識とは裏腹に身体が変わっていくのが奇妙で、受け入れるしかない。

 

妊婦は美しいと言う人もいるが、私はそう思えなかった。

脂肪がたくさんついた人間。

 

私はすっかり自信がなくなった。夫には「こんな身体でごめん」と思った。

メンズライクな格好を好んだ。

 

妊婦になると食欲もある。1日5食、ご飯山盛りに夫より食べてた。

 

下着を捨てた。色気のないユニクロのブラトップとパンツに統一した。黒一色。

 

世の中にある女性向けの商品や広告を見ると、懐かしく切ない気持ちになった。

***

 

子どもが1歳になり授乳が終わった。

するとホルモンバランスが変わり、食欲がなくなり、身体つきがほっそりした。

 

そこでまた、「いま私は女だ」と思った。

 

化粧に興味が出てきた。

美容室に行きたくなった。

スカートが履きたくなった。

夫の前であぐらをかかなくなった。

 

これ、ホルモンがやってたことだったんだ?

 

ホルモンでこんなに変わるのか。身体も心も。

更年期もこんな感じか。生き方が変わる。

 

***

 

アオウミガメは、卵の時の外気温で性が決まる。気温が高いと雌が生まれるらしい。

温暖化のために、いま生まれるアオウミガメのほとんどは雌なんだとか。

 

人も少なからず、性の揺らぎがある。

1つの人生で、複数の生き方がある。

 

性的指向が揺れ動く状態・人を「エースフラックス」と言うらしい。

※そうは言っても、仕事は恒常的なスタンスでやらないといけない。

 

★押していただけると、励みになります!

にほんブログ村 子育てブログ ワーキングマザー育児へ
にほんブログ村