子ども予防歯科のための取組み【親の口腔検査と食育】
わが子に虫歯ゼロ・矯正不要
な歯を手に入れて欲しく、
親なりに予防歯科に向けた取組みをした。
親の口腔検査
母子家庭支援センターに来ていた
歯科衛生士さんの紹介で、
予防歯科に力を入れるクリニックへ訪問。
虫歯を無くすにはまず
虫歯を作らない「習慣」づくりが大切だ
と力説してもらい、
まずは自身の口の状態を検査し、
現状の問題点を把握した。
検査内容は以下8点。
①食習慣記録
平日と休日の食事、間食時間と内容の記録。
虫歯リスクである糖を含む食事の回数は?
食事の度、虫歯菌が酸を産生、歯を溶かす。
②歯の写真撮影
虫歯の有無、歯並び、歯周病、治療跡
など視覚的に確認。
③レントゲン撮影
虫歯、歯並び、治療詰め物の材質や形状を
視覚的に確認。
④唾液の細菌検査
虫歯菌の種類と多さを唾液から培養して確認。
⑤唾液量検査
5分間ガムを嚙み唾液採取、分泌量を確認。
⑥唾液の緩衝能力検査
食事で酸性化した口中を中性化する
唾液の力価を試験紙の変色速度で確認。
⑦磨き残しの確認
歯に色を付けて磨き残しを歯科衛生士が確認。
⑧歯周ポケットの数確認
歯科衛生士が歯茎の状態を目視確認。
結果について。
①食習慣記録
間食含め、平均一日5回虫歯リスクのある食事。
無糖飲料、キシリトールガム、シュガーレス菓子
に置きかえ口中酸性化の回数を減らすこと。
糖摂取の度に口中が酸性化し歯が溶けるため。
回数を減らせなければ食後すぐうがい糖を流す、
簡単な歯磨き、フッ素高含有歯磨き粉を塗る。
②歯の写真撮影
・29本中11本に治療の跡。多い。
・左右とも奥から二番目がゴールド、
しかしその下に黒い影、虫歯の可能性。
・前歯上下裏にステイン。珈琲が原因、
磨けば落ちる。
《メモ》
虫歯のイレモノは、
プラスチック→白く目立たないが強度低い。
金属→強度あるが目立つ。
金は柔らかくフィット性高、保険適用外。
被せが6万、詰め物が5万くらい。
保険は被せが3千、詰め物が2千くらい。
アマルガム→昔使われたが水銀含み、
歯が黒くなるため
現代は使用されない。
※ 自身はフィット性に優れ虫歯の再発を防げると
謳われゴールドを2本も詰めたのに3年後の今
ゴールドが歯にフィットしていないため
虫歯になったと言われ、酷く落ち込んだ…
※ 現代は使用されないとされるアマルガムも
詰めていた。そこまで昔の人間ではないのだが…
田舎育ちの弊害か‥?
③レントゲン撮影
親知らずが3本埋まったまま、1本出かけ。
写真で見た歯にやはり虫歯の影。
④唾液の細菌検査
ミュータンス菌が平均以上でかなり多い。
虫歯になりやすい。
一方、ラクトバチラス菌はかなり少ない。
そのため虫歯になりやすいが進行は遅く
神経に到達するまでの虫歯にはなっていない。
《メモ》
・ミュータンス菌→虫歯のきっかけを作る菌
・ラクトバチラス菌→虫歯を進行させる菌
④唾液量検査
6mlが理想で5mlのため少ない。
普段からよく噛む、30回以上の習慣を。
食事も生野菜や魚、和食を心がけて。
⑤唾液の緩衝能力検査
中性化能力は正常。
⑥磨き残しの確認
25%でローリスク。表面はきれい。
あとは歯間の磨き残しが無くなれば
15%以下でノーリスクになる。
⑦歯周ポケットの数確認
正常。歯周病のリスクはない。
結果に基づく対策について。
結論は、
磨き方は問題なし。
ミュータンス菌多い。
唾液少なめ。
2本詰め物を外し虫歯治療7日分
したほうがいいかもね。
よって
対策は、
①キシリトールガムを1日8粒摂取
②間食を減らす
③歯磨き後にフッ素1450ppm歯磨き粉塗る
④よく噛む習慣
⑤虫歯治療
歯科専用キシリトールガムなら
キシリトール高含有のため1日4粒で良い。
【食育】
歯科医から聞いた話に基づき、
親と子どもの食生活を見直して
子どもの虫歯ゼロ、矯正不要な歯を目指す。
①離乳食は自分からくわえさせる。
顎を使わせることで、顎が太く成長し
歯が生え揃うスペースがてきる。
顎が細いとスペースが無く歯並びが悪くなる。
親がスプーンで子の口中に置いてくるのは✕。
②よく噛む食事
生野菜、かたゆで野菜、肉、魚、米。
パスタやパン、ハンバーグなど洋食が軟食なため
和食が良い。
③よく噛む低糖質おやつ
りんご、みかん、いちご、さつまいも、にぼし、
アーモンド、ピーナッツ、豆、ごま、だんご、
クラッカー、煎餅、ヨーグルト、スルメ、
シュガーレス菓子。
飲み物は麦茶と水。
ジュースは甘くないおやつの時。
④食事量と時間の決まり
ダラダラ食べないように、
朝昼おやつ夕の時間は決めて、
量も制限して袋のものは皿に出す。
以上。
思い返せば、幼少時代は
共働き両親の代わりに祖父母が面倒を見ており、
おやつに制限がなく、
欲しいお菓子は何でも買い与えられた。
糖質制限のない、間食まみれの食習慣と、
祖父母やら親やらの虫歯菌の伝染で
ミュータンス菌が過剰であることを知った。
これまで、こういった先進的な予防歯科形態
をとる歯医者に巡り会うことがなかったので
今回出会えて幸いです。
子どもの歯ために、自分の歯のためにも、
キシリトールを積極的に摂取し
自身に住み着くミュータンス菌を死滅させ、
シュガーレスおやつを選び間食は控えて
自然に噛む献立づくりから食育環境を整え、
ストレスを溜めずに楽しく生きていきたい。
親になってやっと歯科に前向きになれた。