LGBTQのともだち。
LGBTQの友達がいる。
大学のサークルメンバーの一人、トオル(仮名)だ。
当時は男友達として接していた。
大学卒業後の少人数の飲み会で教えてくれた。
女の人とではなく、男の人と付き合っていると。
私にとってはじめての告白で、唯一把握するLGBTQの友達だ。
その瞬間、私の見る世界は変わった感覚があった。
トオルは自分のことを話さないタイプの人だと思ってた。
違った。
話せなかったんだ。
***
サークル時代、当時は爆笑していた瞬間の動画を見返していて、凍りついた。
それは、別の友人達がネタで、女装をして、オカマを気持ち悪がるものだった。
私の心は地に落ちたように凹んだ。
トオルは当時、それを見て何を思っただろう。
無知の恐ろしさを知り、直接会って話したかった。
***
「This is me ~ありのままの私~」
という短編ドラマを見て、またトオルのことを思い出した。
ありのままに生きられない苦しさを、想像して感じとる。
トオルにこうした痛みが降りかかっていることを考えると、悲しさで胸がいっぱいになる。
トオルがLGBTQであると教えてくれなかったら、私は世界の生きづらさに気づけなかった。
自分ごととして考える。
そのためにまずは知る。
身近なところに生きにくさを感じる人がいる。
もし見つけたら寄り添えるように。
傷つく言動の人を遮るように。
何ができるか、考え続けていきたい。
※
今回見たドラマ
※
日本の調査では11人に1人はLGBTQ。
左利きの人と同じくらいいる。
誰しも、知り合いの中に必ずいることになる。
アメリカでは5人に1人との結果も。
想像以上に身近な話。
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