ドミノ雑記

自然遊びが好きなアラサーワーママの子育てとか料理とか仕事とか。

【付き添い入院中の食事】何を用意するか?

子どもの入院では親が付き添いで入院し、面倒を見たり医師や看護師の方々の話を聞いたりします。

患者である子どもの食事は病院が手配してくれますが、付き添いの親は自分で食事を用意する必要があります。


私の場合、付き添い入院が3週間弱。
以下の食品を持参しました。


【持参したもの】

・冷凍おにぎり
 →白米と具入り
・食パン
 →全粒粉とくるみ
・バナナ
・みかん
・トマト
・ヨーグルト
カップスープ
カップヌードル
レトルトカレー
・レトルト惣菜
・インスタント味噌汁
・野菜ジュース
ピルクル
・チョコレート
・コップ
 →味噌汁やスープにも使う。
ジップロックコンテナ
 →レトルトカレーに使う。
・箸、スプーン、フォーク、ナイフ

冷凍おにぎり↓とりあえず5日分くらい
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インスタントスープ↓家の残りを持参
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電子レンジとお湯を頼りがちなラインアップです。
事前に病院設備を確認しておくことをおすすめします。

【病院にあった設備】

・給湯器
・電子レンジ
・冷凍庫(無料、とても狭い)
・冷蔵庫(200円/日)
売店
・近所にドラッグストア、コンビニ


傷みやすい果物や野菜、乳製品は必要な時に必要な量だけ現地調達した方が良いと思います。



持参してよかったものは【冷凍おにぎり】です。
コンビニのおにぎりは飽きそうだったので手作りしました。

具材は、

・焼き鯖ほぐし+小松菜+胡麻+めんつゆ
いかなごの釘煮(砂糖醤油で飴状に煮たもの)
・じゃこ山椒

を作りました。
健康志向で作ってみました。


実際に食事をしてみて感じたのは、子どもの面倒を見たりお医者さんや看護師さんが来たり、付き添い入院中は自分の時間がまとまって取れないので、パッと用意して片手で食べられて腹持ちの良い食材が便利です。

そういう意味で、冷凍おにぎりはかなり良い仕事しました。



朝昼夕の食事内容はざっくりと以下のメニューです。

【朝】
カップスープ+パン+果物

【昼】
・具入りおにぎり1個+カップヌードル
・具入りおにぎり2個+インスタント味噌汁
・白米+レトルトカレー+インスタントスープ
・白米+レトルトお惣菜+インスタントスープ
・差し入れの弁当や惣菜※

上に加えて、
・トマト
・野菜ジュース
・ヨーグルト
ピルクル

【夜】
・昼と同じ



平日は一人で付き添い入院をし、すべて自分で食事を用意しましたが、土日は仕事が休みの夫が食料を差し入れしてくれました。
家族の差し入れはだいぶ助かります。
無いと飽きます。


次の記事で実際の食事内容について
写真で紹介します。

付き添い入院で必須な持ち物【乳児編】【一般的な持ち物も】

我が子は生後2ヶ月の乳児で初めての付添入院でした。
経験してみてわかった、乳児の付添入院で必要なアイテムを記録しておきます。




まず、乳児の入院で起こることは、

・泣き止まない
・ミルク、おむつ、抱っこと、動きがせわしない

があります。


泣きやませるにはミルクを与える、おむつを交換する、抱っこしてお散歩、などありますが


・手術後はミルク量が制限される
・管で繋がれて抱っこも移動もできない

という状態で、泣き止ませるのに一苦労でした。



そこで、役立ったものは

★おしゃぶり
Amazon music(オルゴール曲)
☆新生児用抱っこ紐

でした。


おしゃぶりは精神安定にも良いようで、はじめはミルクが出ないとわかると機嫌が悪くなるのですが、次第にチュパチュパを続けると気持ちが落ち着いて泣くのをやめます。




そしてそこに、安心感あるオルゴールミュージックをAmazon prime musicで流して眠りを誘います。
(大部屋なので雑音に紛れるくらいのボリュームを耳元で流す)


これでまぁまぁ寝てくれました。


でも寝てくれずに更にギャン泣きするようになった時は、仕方なしに制限を超えないようちょっとずつミルクを口にして、頭やお腹を撫でながら、また台車に乗せながら眠りを誘いました。


病院では家と違って、哺乳瓶の洗浄、給湯器のお湯を入れる、食事の電子レンジチン、シャワー室の予約、など作業場が病室から離れた共用スペースにあることが多く、赤ちゃんを病室に置いて出歩くことが難しいです。
そこで新生児用の抱っこ紐で赤ちゃんとずっと一緒に行動していました。
赤ちゃんも泣き止んで一石二鳥でした。
術後は点滴の管が取れるまでは無理ですが…



また、赤ちゃんだけでなく、お母さんにとって大切なアイテムとして

★搾乳機(手動)
★殺菌機(電子レンジ用)
★本
Amazon prime video
youtube
★イヤホン
☆哺乳瓶専用スポンジ・洗剤
☆母乳の冷凍保存袋

が役立ちました。


術後の水分摂取量は制限されることが多いです。
そのため、直母での授乳は許されず、搾乳して計量した母乳を与えるよう言われました。
また、うちの子の場合は脂肪摂取を控える必要があったので、母乳を与えられませんでした。普段から母乳を与えていたため、胸が張ってしまい乳腺炎の心配があったので、いずれにせよ搾乳が必要で、搾乳機があって助かりました。
おすすめは持ち運びと洗浄が楽な手動タイプの搾乳機です。
病院は共用の流しで洗い殺菌するためササッと簡単に分解組み立てできる搾乳機がおすすめです。

殺菌機についてですが、たいてい病院に電子レンジはあるため、電子レンジで蒸気を発生させる電子レンジ用の殺菌機が良いと思います。

私が使っていた搾乳機と殺菌機は以下です。



一応、専用スポンジと洗剤を普段から使っていたのでそちらも持参。


また、せっかく絞った母乳がもったいないので、冷凍保存用の袋に入れて保存。母乳を与えて良いと言われたら使おうと思います。



Amazon primeに入っているのですごく活用させてもらってますが、ムービー見放題なのでイヤホンをつけて観ています。
赤ちゃんが寝ている間、手持ち無沙汰だけど離れられない状況に便利でした。
同じ理由でyoutubeもです。
Amazon prime movieの場合は、事前にアプリで観たい動画をダウンロードしておくと、病院に無料Wi-Fiが無いとき、速度が遅いときでも、ストレスなく観ることができます。


本は言わずもがな。
事前に読みたい本を10冊ほど購入・図書館レンタルし持参しました。
重いのが難点なのでKindleや読書アプリがあれば尚良しですね。




新生児ならでは、なアイテムは以上です。

その他、付添入院に持っていったものを、また入院する際の備忘録として書いておきます。
※2週間分

【大人用】
・洗面用具
・お風呂セット
・スキンケアセット
・爪切り
・常備薬
・ヘアゴ
・化粧品
・箱ティッシュ(2箱)
・メガネ、コンタクト
・着換え(ジーンズ+半袖+パーカー+靴下下着)
・パジャマ(ユニクロスウェット+Tシャツ)
・洗剤(コインランドリー活用)
・健康サンダル
・大タオル(2枚、乾かして使う)
・小タオル(5枚)
・携帯、充電器
・現金(コインランドリー用に小銭)
・クレジットカード
・コップ(割れぬようブラスチック)
ジップロックコンテナ(レトルトカレー等)
・カトラリー(箸、スプーン、フォーク、ナイフ)
・耳栓(大部屋対策)
・イヤホン
・マスク
・カメラ、充電器
・本
・手帳
・健康保険証
・医療証
・診察券
母子手帳
・筆記用具(治療同意書たくさん書く)
・食料品 ☆こちらは別の記事で詳細まとめます

【子供用】
・着換え(半袖前開き)
・ガーゼ(大小5枚ずつ)
・おくるみ(2枚)
・毛布(一枚)
・スタイ(よくミルクを吐くため)
・おむつ(70枚✕2セット)
・おしりふき(2つ)
・消毒ジェル
・沐浴剤
・綿棒
・爪切り
・おしゃぶり
・哺乳瓶
・搾乳機
・殺菌機
・抱っこ紐

トランク一つ、大きい手提げ一つ、リュックに入れて持参。

手術当日【血管輪】

血管輪の切断手術を無事に終えました。
手術概要について記録しておきたいと思います。





手術は9時を予定していました。


手術前、赤ちゃんへのミルクは午前3時まで、水は6時までという規制がありました。


これまで泣いたらすぐミルクを与えたので、飲みたいのにミルクをもらえない我が子はギャン泣き。
夜中はずっと廊下を歩き続けて泣き止ませるのに必死でした…


また、浣腸で腸もきれいに。
全然痛がらず、涼しい顔でうんちしてました笑
 



そして手術直前。
小さな我が子は何も知らずに、乗せられた台車が楽しいのかニコニコしながら手術室へ向かっていきました…

母のほうが不安で泣きたくなってしまいました。






手術時間は2時間程度で終了。
術後の外科の説明を聞き、我が子と対面。


大きなベッドにちょこんと横たわる我が子。
出血が多少あったせいなのか、肌が真っ白で少しギョッとしましたが、呼吸があることに安心しました。


問題の輪っか構造(心臓から伸びる大動脈が輪っか状に形成され気管と食堂を囲む構造)は無事切断されたようです。


輸血はありませんでした。



術後経過は良好で、次の日には集中治療室から普通病棟に移動できました。




術後の状態ですが、

・脇の傷
(横方向に15cmくらい)、抜糸なし
・胸水を排出するドレイン管の穴
(脇の傷の下)、いずれ抜糸あり
・太ももへの注射針
(薬剤を投与するため太い血管に刺している)、
 そこから血液補助液(ソリューゲンG剤)と抗生
 物質を投与。
・手の甲への注射針
(薬剤を投与するための血管に刺している)、
 現在薬剤投与なし。
・鼻に酸素
(出血による貧血の補助)
・胸に心拍数計、足指に血中酸素濃度計

でした。




そして症状は、

・脈が速い(貧血症状)
 手術の出血と点滴で血液が薄まっているため。
 疲れやすく体に負担。泣き声弱い。
・ドレイン(胸水、胸に溜まった水)の濁り
(胸腺という脂肪が流れる組織が手術で傷つき、
 脂肪が漏れている)。
・むくみ
(血液補助剤投与で水っぽい?)




術後治療として、

・貧血対策として、鉄分(インクレミンシロップ
 5%2ml)摂取と水分制限(300〜450ml/1day、
 ミルクの量を半分以下に)。
・胸腺の修復のため、脂質の摂取を控える必要があ
 り、MCT(脂質の代わりに中鎖トリグリセリ
 ド)配合ミルクを飲ませる。
・傷口の消毒、抗生剤投与。
・術後は消化管の動きが悪くなるため浣腸。

でした。






水分制限で十分量ミルクが飲めないために、お腹が空いて夜中も泣き喚く我が子。
可哀想で辛いですが、早期回復のために我慢…

管で繋がれているため、抱っこしてあやすことができません。




泣き過ぎて体力消耗してしまうため、術後一日目と二日目は眠り薬で寝かせました。

眠り薬も甘いシロップなのでとても美味しそうにペロペロしていました。




お風呂にはしばらく入れないため、ベッド上でお湯を流してもらいました。





息子、がんばれ!!

慣らし入院、家族はチーム、夫に感謝

入院は大部屋なのですが、夜泣きがある生後2ヶ月の息子を瞬時に泣き止ませるのに全精力を遣っています。。


夫が連日来てくれて、美味しい食事を持ってきてくれて本当にありがたい。
昨日は寿司。今日は牡蠣フライ、鯵フライ、ねぎとろ巻き、サバの煮付け。

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病院でいちばん美味しいもの食べさせてもらえてる気がする‥

なにより、誰かと食べる食事って美味しい。よく言う当たり前のことだけど、身に沁みて思い知りました。


息子の面倒を夫が代わって看てくれて、途中外出もさせてもらいました。涼しく心地よい風、銀杏の香り、ミカンがたわわな木、病室からは気づけない秋の気配に感動してしまいました。


家族はチームプレイだなぁ。夫に感謝する一日でした。

慣らし入院、不安と孤独

手術前の慣らし入院が続いています。
せっかくの3連休でしたが、夫は毎日来てくれています。ありがたい。


本日の朝ごはん↓カップスープとくるみパン
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初めての付添入院で、日が経つに連れ不安が大きくなってきました。外科に説明された内容が頭をぐるぐる巡り、リスクのことばかり考えてしまう。


夫は日中しか面会できないため、夜からは一人でこどもを見守ります。


孤独が募り、このままだとネガティブなことばかり考えてしまいそうだったので、勇気を出して共用スペースのお母さんに話しかけました。


私「おいくつですか付添入院長いんですか」

お母さん「2回目の手術で結構長く経験してます、1回目はオタクのお子さんと同じ2ヶ月で手術しました、3時間と言われたのに5時間かかりました」

私「え、それって何かトラブルがあったんですか?」

お母さん「はい、外科の先生が言う、とても低い確率ですと言われるトラブルが起きて死に際を彷徨いました」

私「」


外科の言うリスクが本当に起きてしまった事例を聞いてしまい、むしろ不安が大きくなってしまいました。。


ただ、同じように子どもの付添をされる方とお話できて少し心が軽くなりました。

生後2ヶ月で手術【血管輪】初めての付き添い入院

血管輪では、食道と気管が細くなるため、喘息のような息苦しさや食が細くなるといった症状が見られるようです。

しかし、1ヶ月検診にて、我が子は体重が順調に増えていたので、血管輪による病的な少食は確認されませんでした。


ただ、これから成長する上で、食道や気管が血管輪によって狭窄され病的な症状が出る可能性があるため、早めに手術することが好ましいことから、生後2ヶ月で手術することが決まりました。



生後2ヶ月がたち、現在手術前検査と環境に慣れるための慣らし入院(4日間)が始まりました。


事前検査として、心電図、X線撮影、血液検査、細菌検査が行われました。


また、外科の先生より、手術内容を説明していただきました。
事前の小児科医の説明では出血の無い手術と言われていたのですが、小児外科医の話によると血管を切るようでした。
脇からの執刀で、肺などをどけながら心臓から出る動脈の輪っかの片方(うちの子は左右に伸びる大動脈のうち、右側の血管が太く残っているため左側)を止血しながら切るということでした。


危険性の低い手術ということですが、生後2ヶ月の小さな赤ちゃんにとっては小さな出血もリスクが高く、体への負担が大きいです。



これから母親も付き添い入院生活が始まります。
付添入院では、もちろん母親の食事は出ず、簡易なソファベッドで寝泊まりです。


設備は、シャワー(20分の制限時間)、沐浴室、パントリーに電子レンジと給湯器、ミルクは冷蔵庫に配給制で各自温める、冷蔵庫やTVは有料、携帯電話以外の充電器も有料でした。寝具は一日300円で届けられます。


食事は近所のドラッグストアでカップスープとパンとコーヒーを買いました。
これから手術までは休日のため、夫に昼夜の食事を買ってきてもらう予定です。
今日は昼にほっともっとの唐揚げ弁当、夜はスーパーの太巻きを食べました。野菜不足が課題です。

出産後の検査でわかった症状【血管輪】

出産は普通分娩できるわけだったのですが、
ずっと逆子のままだったので帝王切開となりました。


帝王切開で出産後、赤ちゃんのエコー検査とCTスキャンで心臓から伸びる血管を観察したようです。

(出産後、麻酔で意識を失い、また傷口が痛くて立てないため集中治療室まで赤ちゃんに会いに行けず、私が知らない間に行われていました)


検査の結果、
もともとは血管が気管と食道を囲って輪っかになっていると思われていたが、血管輪の部分に血流が見られず、しかし気管が細くなっているため、血管の索(繊維のようなもの)が輪っかになって気管と食道を囲んでいる可能性がある、
と小児科内科医による診断結果でした。


仮説を検証するため、さらに食道の造影検査を行いました。ミルクに造影剤を混ぜて赤ちゃんに飲ませ、食道の形状を観察するものです。


この検査前には、造影剤ミルクを飲まないと困るので、赤ちゃんにミルクを3時間以上与えられず、泣き叫ぶ我が子が可哀想で心痛みました。


結果、やはり食道が輪っかだと思われる部分で細くなっているため、血管の索が輪っかになっているのだと診断されました。


輪っかが血管と違って繊維であるため、手術は繊維を切るだけ、出血が無いより安全な手術になる、と聞かされて安心しました。


体が大きくなると、気管は硬くなり輪っかで細くなった部分が固定されてきてしまうため、固定後に輪っかを切っても気管は細いまま維持されてしまう。

だから赤ちゃんのうちに輪っかを切ってしまったほうが良い、ということで、生後2ヶ月のときに手術することになりました。


検査後、我が子はものすごい勢いでミルクを飲み干し、生命力の強さを感じました。