血中酸素濃度はスマートウォッチで【GARMIN venu sq Music】パルスオキシメーターとの比較
コロナ陽性者が気にすべき健康数値として血中酸素濃度があるようですね。
病院の病床が埋まり、コロナ陽性になっても受け入れてもらえず自宅療養という事例が多いようです。
自宅療養の場合、保健所と連絡を取り合い、血中酸素濃度が95%以下になったらやっと入院できる、なんて話も聞きます。
体温計と同様に、パルスオキシメーター(血中酸素濃度計)の毎日測定が必要そうです。
わが家はというと。
パルスオキシメーターは無いですか、スマートウォッチを活用しています。
使用しているのはGARMIN社のvenu sq Musicという商品です。
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もともとGARMINのスマートウォッチを購入した理由は、ヘルスケアデータが豊富に記録できるため、妊娠期の体調管理やウォーキングの消費カロリーが管理できて良さそう、という理由でした。
そして気にしていなかったのですが、実は血中酸素濃度も一日中計測できます。
普通に腕時計として使用し、血中酸素濃度の測定を設定しておけば、勝手に測定ログが残る仕組みです。
実際に測定した結果はこちら。
★1日の記録
★1週間の記録
★1ヶ月の記録
このような形で、スマートウォッチからも、専用アプリからも、血中酸素濃度記録を確認することができます。
毎日測定しようとしなくても、腕時計をつけていれば勝手に毎日何度も測定してくれてデータ化してくれるので大変楽です。
しかしながら、問題が1点。
それは、腕時計型の血中酸素濃度系と、指先で測定するパルスオキシメーターの測定値にズレがあることです。
一般的にパルスオキシメーターは指先につけて、指先にレーザーを当て、レーザーの透過率(当てた側の反対側から光を検知して強度から血液の色を測定)から酸素濃度を測定します。
一方、スマートウォッチは腕につけ、腕にレーザーを当て、その跳ね返る光の強さから、血液の色を測定し、酸素濃度を判断します。
つまり、皮膚の厚みが厚いことや、装着の緩みなどで、値は大きくバラつきます。
こうした測定方法の違いにより、保健所などが提案する、「自宅療養のコロナ陽性者は、血中酸素濃度95%以下になったら入院できる」という水準は指先で測定するパルスオキシメーターの測定値であり、スマートウォッチの測定値では正確な入院判断ができません。
実際に、上に出した写真を見ると、血中酸素濃度が90%数値を示すことが多々ありました。
そこで、パルスオキシメーターで測定結果を比較してみました。
すると、
スマートウォッチでは95%、
パルスオキシメーターでは97%を示しました。
このように、スマートウォッチの特性上、パルスオキシメーターとの測定値のズレが生じることは知っておいた方が良さそうです。
しかしながら、腕時計として違和感なく継続的に血中酸素濃度を測定できるのはメリットだと感じます。
パルスオキシメーターとの測定値のズレを把握した上で、スマートウォッチによる継続的な測定により、自分の正常時の数値を把握しておくことで、体調不良時に通常時よりもさらに低い値を示した時、コロナ陽性症状を疑えることになります。
体温もそうですが、毎日何度も測定して、自分でデータを記録するのは億劫ですよね。
その点、1日何度も自動測定し、データ化してくれる効率性は重要視しています。
ということで、これからも自身の血中酸素濃度の継続的な記録は続けていこうと思います。
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